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原資産と権利行使価格の関係
イン・ザ・マネー
原資産が権利行使価格を上回っている状態を「イン・ザ・マネー」 (ITM) という。たとえば原資産15,500円のとき、権利行使価格15,000円のコールは差額の500円をすでに価値として持っている。これを「本質的価値」という
アウト・オブ・ザ・マネー
原資産が権利行使価格を下回っている状態を「アウト・オブ・ザ・マネー」 (OTM) という。たとえば原資産15,500円のとき、権利行使価格15,000円のプットは本質的価値はない。しかし実際にはいくらかのプレミアムがつく。これはSQ算出日まで日数があるためで、これを「時間的価値」という。いわば期待値である。
アット・ザ・マネー
原資産が権利行使価格付近にある状態を「アット・ザ・マネー」 (ATM) という。原資産と権利行使価格がちょうど等しいとき、時間的価値は最大となる。
サブタイトル
オプション・プレミアムを決める要素
オプション・プレミアムは、実際には買い方と売り方の需給で決まるのであるが、理論的には以下の要素で決まる。
原資産価格
一般的に原資産価格が上昇すればコールが高くなり、プットは安くなる。逆に原資産価格が下降すればコールは安くなり、プットは高くなる。
権利行使価格
コールもプットもOTMならば権利行使価格に近づくほど高くなる。逆に権利行使価格から離れるほど低くなる。ITMに入ると逆になる。
SQ算出日までの時間
SQ算出日までの時間があればあるほど、原資産が権利行使価格に達する確率が高くなるので、コール・プットともに高くなる。
金利・配当
インプライド・ボラティリティ (IV)
ボラティリティとは、原資産の変動の激しさの度合いである。これ以外の上記4要素とボラティリティでプレミアムの理論価格が決定される。逆に上記 4要素を考慮し、プレミアムから逆算した値がインプライド・ボラティリティとなる。これは投資家が予測している今後の原資産の変動の激しさの度合いといえる。過去の原資産の変動の度合いは「ヒストリカル・ボラティリティ」と呼んで区別する。